CGX (ドライ電極脳波計)
CGXドライ電極脳波計は、アメリカ国防省、NASA、アメリカNIHから一部資金提供を受けた研究の成果です。特許取得ずみかつ特許出願中の技術は、迅速で、クリーン、かつ手間のかからないシグナル品質を約束するドライ電極脳波計を実現しています。
ゲル電極システムと比較して、CGXのドライ脳波脳波計は、多くの脳波使用例でシグナル品質を損なうことなく高品質の結果をもたらします。
下記の表は、CGXがまとめたゲル電極との比較です。
| ゲル電極 | CGXドライ電極 | |
|---|---|---|
| 下準備 | 10分 | なし |
| センサーセットアップ | 10~40分 | 1~5分 |
| 60分装着後の快適さ | 高い | 高い |
| クリーニング | 20分以上 | 2~5分 |
| Best for | スループットの低い実験プロジェクト 室内のみの環境 時間的制約がほとんどない |
スループットの高い実験プロジェクト 室外での環境 時間的制約がある |
ドライ電極脳波計
CGXのドライ電極脳波計は20ch, 32chのヘッドセットタイプの2種類が提供されています。
20ch
32ch
| 特徴 | Quick-20r v2 | Quick-32r |
|---|---|---|
| ch数 | 20 | 32 |
| モンタージュ | 10-20, 2ExG | 10-20 +10, 2ExG |
| A/D解像度 | 24bit同時サンプリングアナログデジタル変換 | |
| サンプリングレート | 500sps | |
| バンド帯域 | 0-131Hz (トゥルーDCカプリング) | |
| 加速度計 | 3軸 | |
| microSDカード | なし | |
| ワイヤレス範囲 | 10m | |
| ノイズ | <1.0μV RMS from 1-50Hz, ショートインプット | |
| センサー | Drypad, Flex | |
| データストリーム | Bluetooth Low Energy | |
| 生データ | Full access through real-time API | |
| 抵抗チェック | リアルタイム | |
| エクスポート | BDF, EDF, CSV ※CGX AquisitionSoftware使用時のみ | |
| 互換性 | NeuroPype, LSL, EEGLAB, BCILAB, MATLAB, OpenViBE, Brainvision Recorder, Neuroguide | |
| 電源 | 単4電池2本 | |
| ランタイム | 8時間 | |
| 重量 | 596g | |
| 寸法 | 20 x 18 x 19cm | |
| サイズ | 52-62cm | |
仕様は予告なく変更される場合があります
センサー
DryPad
額など直接肌に接触させるセンサー
Flex
髪の毛部分に使用するセンサー
AIM生体センサー
ExG, GSR, 心拍数/HRV, SpO2, 体温など生体センサーを追加することで、脳波以外も記録可能となります。
軽量なボックスは腕やベルトに装着でき、テザリングまたはスタンドアロンシステムとして動作します。バインダー5ピンコネクタを介して最大8台のデバイスを接続することができます。
テザリングモードでは、AIMをQuick-30rやMobileヘッドセットに接続して、脳波データを他の生理学的データと同期させることができます。
CGX Wireless StimTrigger
CGX Wireless StimTriggerは、ミリ秒単位の精度でタイムマーカーを正確に送信し、遅延やジッターの問題を解決します。タイミング精度はハードウェアで保証されているため、ソフトウェアやアルゴリズムによるタイミング補正は不要で、従来の有線セットアップのように簡単で信頼性の高い実験を行うことができます。
光センサー、音声センサー、マイク、USBに対応しており、CGX独自の無線送信により、範囲内の受信システムに情報を送信することで、複数の被験者を対象としたグループ研究を行うことができます。
一般的なシステム構成
EEGは刺激ソフトウェア、言語応答を記録するマイク、視覚応答を測定する光センサー、コンピューターからのイベントコードを記録するUSB接続と組み合わされます。
フロント・バックパネル
CGX CAMP (コンパクトアンプ)
一般的な脳波キャップ用に設計されたフル機能20chのワイヤレスCGXコンパクトアンプです。DB-25コネクタで接続します。
CAMPコンパクトアンプは、従来のEEGキャップとペアになって20chのEEGデータを取得します。記録された脳波信号をワイヤレスで取得します。ワイヤレス技術により、リアルタイムデータが収集され表示されている間、被験者は移動することができます。EEGチャンネルは500Hzの時間分解能でサンプリングされ、24ビットの分解能でデジタルデータに変換されます。