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Iconeus One(超音波脳機能イメージング装置)

超音波を利用した動物用の脳機能イメージング装置です。functional MRIよりも高い時間解像度(0.4s)と空間解像度(100μm)で脳血液量(CBV)による脳機能のイメージングが可能です。造影剤のような薬剤を使用することなく非侵襲で計測を行うことができます。最大の特徴として、専用の超音波プローブによりマウスやラットの自由行動下での脳機能を記録することができます。また、高い時間解像度により安静時fMRI(Resting state fMRI)のような脳のネットワークを調べることも可能です。さらに、脳血管の画像を取得することもできます。
近年、この技術を使用した多数の研究成果が発表されています。脳の基礎研究をはじめ、薬理学や創薬研究、脳梗塞等の血管系の研究分野でも大きく期待されている装置です。

*製品紹介のプレゼンテーションならびに実際のデータを使用した解析のデモンストレーションを承ります。お気軽にお問合せ下さい。

特徴

  • リアルタイムでの脳機能イメージングが可能
  • fMRIと比較して高い時間解像度(0.4s)、空間解像度(100μm)を実現
  • 脳血液量による脳機能イメージングが可能
  • 脳血管イメージングが可能
  • 安静時fMRIより高い時間解像度での脳内ネットワークイメージングが可能
  • 独自開発の超音波プローブにより覚醒下、自由行動下でのイメージングが可能

研究成果の一例

Functional imaging evidence for task-induced deactivation and disconnection of a major default mode network hub in the mouse brain.
PNAS 2020. https://www.pnas.org/content/117/26/15270

Functional ultrasound imaging of deep visual cortex in awake non-human primates.
PNAS 2020. https://www.pnas.org/content/117/25/14453

Transfer functions linking neural calcium to single voxel functional ultrasound signal.
Nature Communications 2020;11:2954. https://www.nature.com/articles/s41467-020-16774-9

4D functional ultrasound imaging of whole-brain activity in rodents.
Nature Methods 2019. https://www.nature.com/articles/s41592-019-0572-y

Functional ultrasound imaging of the brain reveals propagation of task-related brain activity in behaving primates.
Nature Communications 2019;10:1400. https://www.nature.com/articles/s41467-019-09349-w